核家族化及び少子化の進む現代では、子育てに悩むご両親が増えておられます。当院では小児・思春期の慢性の病気のお子さんの治療を行っていますが、そこでは、しばしば病気のお子さんの養育環境の整備まで関わります。その経験を生かし、少しでの子育ての支援が出来ればと考え、事業を開始しました。相談事業は原則として無料です。また、平成15年より鈴鹿市の児童虐待防止ネットワーク事業(事務局:鈴鹿市児童福祉課) も参加、相談事業の中で支援ができればと考えております。保護者の方のお互いの情報交換のために、メーリングリストも開設しました。私も参加させて頂きます。参加ご希望の方は、自己紹介を添えて下記までメール下さい。 予防接種は、病気にかからないようにするだけでなく、病気にかかってその病気を他の子どもに伝染させることがないようにという目的もあります。 私たちが昔のように感染症を恐れずにすむようになったのは、予防接種の実施によるところが大きいのですが、接種率が下がると、また危険な病気が流行する可能性があります。 予防接種は、副反応があってこわいものと決めてしまう前に、受けなかった場合の影響について考えてみましょう。 ワクチン接種を受ける時期が遅れてしまった場合や、お子様の体質などに不安のある場合は、接種の時期や順番について、かかりつけの医療機関、保健センター等で相談し、その子にあったスケジュールを立てて受けましょう。
乳幼児健診は、お子様の健康を守り、もし異常が疑われる時には、さらに詳しい検査や治療を受けられることを目的として行われます。 それぞれの発達のふしめとなる大事な時期に実施されます。 ・4ヶ月健診と10ヶ月健診は、それぞれのかかりつけ医療機関で、 ・1歳半健診と3歳健診は、鈴鹿市保健センターへ小児科医師が出向して診察や相談を行っています。 その中で、各時期の健診の受診率が90%以上と高いのに比べ、3歳健診への受診率が80%台と低いのが問題となっております。小学校へ入学する前の最後の大事な健診です。 3歳健診へも出来るだけ受診しましょう。
学校保健は、次世代を担う児童・生徒の心身両面の健康を考慮して、あらゆる施策を考えます。これに携わる学校医は児童・生徒の健康保持増進をより効果的にするため、その職務を理解し、教養を深める努力が必要です。 そのため、毎年2月に、学校保健会と共に、学校医と養護教員の研修会を主催します。 研修会では、講師を招いての講演と、学校現場の研究発表を行い、最新知識の吸収に努めるとともに、各学校における学校保健活動の問題点を討議します。 校医は各学校において、検診活動及び健康相談を行うとともに、学校保健委員会を通し各学校における児童の生活や健康の管理及び学習環境の調整に参加します。 平成15年度より学校において実施されてきた、ツベルクリン反応・BCG接種が中止され、それに替わる結核対策委員会が設置されます。これに医師会も参加し新しい結核予防及び患者発生時の対応事業を行います。
子どもの虐待は、粗暴な親による場合もありますが、多くは、相談者や援助してくれる人がいないなど孤立している場合や、経済的な困難、あるいは育てにくい子どもなど、多くの原因によって、子育てに悩んだ末の暴力である場合も多いのです。そのため、どのような家庭にでも起こりえることなのです。 子どもの安全を守ることを最優先に保護を行いますが、その防止には子育ての支援を第一として取り組む必要があります。 鈴鹿市医師会では、「鈴鹿市児童虐待等防止ネットワーク」に参加し、虐待児の早期発見に努めるとともに、啓発とネットワークの円滑な運営に協力します。 |