時事通信ニュース速報[2003-04-04]
アレルギー症状を引き起こす恐れがある卵白成分(アルブミン)が使われた食品を虚偽の成分表示をして納入したとして、イオンはプリマハムを食品衛生法違反容疑で警視庁に告発した。イオンはこの問題が発覚した2月以降、経営するスーパー「ジャスコ」などの店頭からプリマハムの全商品を撤去した。
[コメント]:食の安全は皆の願いであり、表示の正確さは食物アレルギーを持つ方には命に関わることなのです。
時事通信ニュース速報[2003-04-02]
【ワシントン】米疾病対策センター(CDC)は1日、生物兵器テロ対策として実施している軍人や医療関係者への天然痘ワクチン接種について、接種後に心臓発作で死亡する例が相次いだにもかかわらず、今後も続ける方針を明らかにした。ただ、心臓病歴のある人や心臓病になる可能性が高い人は、接種対象から外すという。
[コメント]:以前、日本でも実施されていたワクチンですが、そのような副作用の報告は無かったと思います。対象が児童であったためか、ワクチンが異なるのか…
共同通信ニュース速報[2003-03-12]
厚生労働省が子供の急性脳症との関連が指摘されている解熱剤の副作用で、成人が死亡した例を昨年末に初めて認めた。厚労省が副作用被害を認めたのは、1999年2月に死亡した仙台市の男性=当時(42)。頭痛や発熱で医療機関を受診した際、ジクロフェナクナトリウムとアスピリンを処方され、その後、急性脳症を発症した。厚労省は「被害救済は、より多くの人を救うという見地から専門家が判断した」と厳密な認定でないことを強調。本格的な調査はないが同省が公表したデータでは、94年から2001年5月までの解熱剤の影響が疑われる急性脳症28例のうち、15例が15歳以上。20-40代の発症も目立った。
[コメント]:不確かな情報は医療現場の混乱を招きます。病院へ来られる方は、高熱を心配され、医師は解熱剤を処方しながら「使わないですませる方が安全ですよ」と説明を加える。因果関係の究明をすみやかに。
共同通信ニュース速報[2003-03-11]
新三種混合(MMR)ワクチンが、副作用の多発で1993年4月に接種中止に追い込まれる直前、有効期限の切れた状態で使われていたとされる問題で、厚生労働省は11日、旧厚生省に報告された期限切れ後の接種者数が十道府県で計2142人に上るとの調査結果を公表した。このうち72人は集計時の記入ミスと判明したが、残る2070人について同省は「期限切れ接種の有無は明確には確認できなかった。61人が当時の担当者の話などから「期限切れ接種の可能性が否定できない」とされた。
[コメント]:もし規定通り運用されていれば、効果とコスト両面から良いワクチンだったのですが。先ずは対象者の抗体の有無の確認など対策を具体的に始めなくてはいけません。
時事通信ニュース速報[2003-02-27]
【フランクフルト26日時事】日本や米国と並んで医療先進国といわれるドイツで、医療ミスが原因で毎年最高83,000人に上る市民が死亡していることが26日、保健省保健諮問委員会に提出された医療専門家らの報告で明らかになった。これは交通事故やがんによる死亡者数よりも多い。
[コメント]:医療ミスを防ぐには、起こった事故を明らかにし、その原因を分析していくことを積み重ねなければなりません。第一に医者が真摯に医療に努めることが大切ですが、、事故の責任の追及より患者家族の救済と事故防止が優先されるべきと考えます。
共同通信ニュース速報[2003-02-24]
ダニやスギ花粉などでアレルギーを起こしやすい体質の人が1970年代に生まれた人では約9割に上ることが、国立成育医療センター研究所の調べで分かった。「衛生的な環境で育った乳児の方がアレルギーになりやすいとの仮説が、最近注目されている。日本では70年代に乳幼児を取り巻く衛生環境が劇的に改善しており、それが今回の結果の背景にあるのではないか」と話している。
[コメント]:急激な環境の変化に人の体がついていかない。「その昔、共同浴場へ入っていた頃の人の肌は今の人よりきめが細かかった」などという話は以前からあります。
共同通信ニュース速報[2003-02-22]
スギ花粉症の原因となる物質の遺伝子を組み込んだコメをマウスに食べさせ、花粉症の症状を引き起こす免疫の働きを抑えることに、慈恵医大の斎藤三郎助教授が22日までに成功した。遺伝子組み換え食品を口にすることへの抵抗はありそうだが、人間でも安全性や効果が確認できれば、新たな予防、治療法として期待される。
[コメント]:実用化されればと期待されます。植物は可能でも、動物のアレルギーには応用できないかも知れません。ペットを飼えないことはペットアレルギーの子供達にはとても辛いのです。
共同通信ニュース速報[2003-01-28]
インフルエンザウイルスが効率よく増殖していくのに欠かせない仕組みを、藤井豊・広島大助手と河岡義裕・東京大医科学研究所教授らのグループが解明し発表した。新たな治療薬開発につながる可能性があるほか、安全な生ワクチンの開発にも利用可能な成果として注目される。
[コメント]:未だにインフルエンザウィルスに関しては判っていないことが多いのです。脳炎を起こす理由も含めて。
共同通信ニュース速報[2003-02-15]
ポリオ(小児まひ)の予防接種について、厚生労働省の検討小委員会は、現行の生ワクチンから、より安全性の高い不活化ワクチンに切り替えることを柱とする報告書案をまとめた。また同小委は、年間十万から二十万人が感染し、予防接種率低下が問題となっている麻疹(はしか)について、一歳児に発症が集中しているとして、ワクチンの接種期間を、生後十二カ月―二十四カ月から十二カ月―十五カ月と改め、保護者や関係者に周知することを求めている。
[コメント]:この辺りの情報は未確認です。期間については推奨期間と思われます。