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共同通信ニュース速報[2001-09-13]

 

環境省は十三日、三歳児を対象に一九九九年度に実施した大気汚染とぜんそく症状の関の調査結果を発表した。回答した約七万一千人のうち、ぜんそく症状があった子どもの割合(有症率)は3・63%で、九八年度と全く同率だった。大気汚染物質の濃度と有症率の間に明らかな因果関係は見られなかった。

 

[コメント]:大気汚染の拡散により、地域差が無くなり、個人の素因とその小さな環境が重要となりつつあります。

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-09-12]

 

島津製作所(京都市)は十二日、インスリンを注射する際に糖尿病患者の負担を軽減する、針のない専用注射器を開発、医療機関向けに十三日から発売すると発表した。

 

[コメント]:以前もワクチンに応用があったのですが、その不正確性のため?中止となったと記憶しています。

 

 

 

 

 

時事通信ニュース速報[2001-09-07]

 

熊本県薬務課は7日、熊本市内の輸入代行業者を通じて輸入されたダイエット用健康食品「シティング」などを服用した県内の女性8人に、甲状腺(せん)機能高進症とみられる健康被害の報告があったと発表した。

 

[コメント]:このホルモン剤は、値段も安く、効果が高いのですが、副作用は多岐にわたります。

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報

 

ペットブームの中、犬や猫、鳥などから感染する「動物由来感染症」の予防のため厚生労働省は二十七日までに、主な感染症の症状や原因、ペットを飼育する上での注意点などについて情報を提供するホームページ(HP)を新たに開設した。

 

[コメント]:ペットの大事にするなら、ペットから病気を貰わない、うつさない。

 

HPのアドレスはhttp:/www.forth.go.jp/mhlw/animal/

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-08-28]

 

発病すれば治療法がなく海外では年間約五万人が死亡している狂犬病のウイルスが、輸入動物の増加などで国内に侵入する恐れがあるとして、厚生労働省は二十八日、侵入が確認されたとき関係機関が迅速に対応できるようマニュアルを作り都道府県や保健所などに配布することを決めた。

 

[コメント]:個人的には患者及び観戦した動物を診た事がないだけに不安を感じます。

 

 

 

 

 

時事通信ニュース速報[2001-09-07]

 

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は6日、食品・飲料に含まれるアレルギー性物質を含むすべての成分表示を義務付ける新たな規則を提案した。

 

[コメント]:微量でも、食物アレルギーを持つ方には危険です。

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-09-06]

 

医療用の、塩化ビニール製の輸血バッグやチューブに含まれ、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)とされているフタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)が器具から溶出して、患者の摂取量が健康に影響を与えるレベルになるケースもある、とする報告書を米食品医薬品局(FDA)が六日までにまとめた。

 

[コメント]:新生児の医療の現場では重要な問題です。

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-08-31]

 

米疾病対策センター(CDC)は三十日、インドやバングラデシュなど、昨年ポリオの発症が確認されたアジアの四カ国で、今年に入って発症例が急減し、発症の確認はインド北部の一部地域だけになったと発表した。

 

[コメント]:ポリオの撲滅漸減は間近ですが、国内でのワクチン接種はまだ必要です。

 

 

 

 

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-08-24]

 

うつ病の症状を抑える抗うつ薬の売り上げが急激に伸びている。従来品に比べて副作用の少ない新薬が相次いで発売されたのが直接の要因だが、長引く景気低迷で「閉塞(へいそく)感からストレス社会は着実に進んでいる」(ニッセイ基礎研究所の岸田宏司主任研究員)。

 

[コメント]:更に厳しい時代が続きそうです。

 

 

 

 

 

時事通信ニュース速報[2001-07-05]

 

文部科学省の調査研究協力者会議は5日、学校栄養職員の資質向上や「栄養教諭(仮称)」の創設などを求める報告をまとめた小中学校などの給食の献立作成に当たる学校栄養職員について、偏食や食物アレルギーなど子供の状況に合わせて指導する「食生活カウンセラー」の役割などが期待されていると指摘。具体的には、偏食が及ぼす健康への影響や、苦手な食物を無理なく食べられるような調理方法の工夫に関する指導を行うことなどを例示した

 

[コメント]:食物アレルギーの子にも、充実した学校生活がおくれる時代になる事を期待します。

 

 

 

共同通信ニュース速報[2001-05-16]

 

くしゃみや鼻水などの症状が出るアレルギー性鼻炎が、ガやゴキブリなど昆虫によっても引き起こされることが、静岡県の県西部浜松医療センターなど二十施設が参加した初の全国調査で分かった。

[コメント]:ゴキブリに反応する方は昔からありますね。

 

 

時事通信ニュース速報[1999-09-08]

米国臓器移植ネットワークから先月25日、「HLA(白血球の型)が一致しない腎臓(じんぞう)があるので日本で移植に使用できないか」との打診があったが、厚生省が現行の臓器移植法のガイドラインでは受け入れをめぐる検査法などが確立していないとして、提供の申し出を辞退。

[コメント]:問題が起こってから検討するの日本流??

 

 

共同通信ニュース速報[1999-09-08]

弁護士などで結成している財団法人法律扶助協会埼玉県支部は八日までに、裁判費用を援助する法律扶助制度の中に、全国に先駆けて児童らに対する虐待を扱う「子どもへの虐待救済援助制度」を新設。費用の返還を求めないのも特徴になっている。

共同通信ニュース速報[1999-09-08]

厚生省児童家庭局企画課によると、全国の児童相談所に持ち込まれた子供への虐待件数は一九九○年度の千百一件から、九七年度には五千三百五十二件と急増している。

[コメント]:本当に増加しているのか、見落としていたのか?

 

 

時事通信ニュース速報[1999-09-06]

愛知県の藤田保健衛生大学病院で、脳死後に臓器移植を希望するドナーカードを所持し、臓器移植法に基づく1回目の脳死判定で脳死と判定された女性患者について、厚生省は、患者の鼓膜損傷により、検査の一部ができなかったため、脳死判定を断念。同法施行後5例目の臓器提供は見送られた。

[コメント]:この様なケースに対応するマニュアルが事前に準備されていない事が信じられない。

 

 

共同通信ニュース速報[1999-08-31]

一九九八年の医薬品の国内生産総額は五兆八千四百二十一億円で、前年と比べて約三千五十七億円(五・○%)減少したことが三十一日、厚生省のまとめた薬事工業生産動態統計年報で分かった。厚生省は、患者負担を増やし薬剤費の一部負担を実施した九七年の健康保険法改正や、薬価基準の引き下げなどに加え、不況による在庫調整などが影響したとみている。

[コメント]:不必要な投薬をしていた訳ではないと信じたい。

 

 

時事通信ニュース速報[1999-08-27]

ハンセン病の元患者が国家賠償を求めている訴訟の第5回口頭弁論が27日、熊本地裁(杉山正士裁判長)で開かれ、国立療養所課長や公衆衛生局長を歴任し、国のハンセン病政策に責任者として携わった元厚生省幹部大谷藤郎さん(75)が証言した。大谷さんは、1953年のらい予防法(新法)制定について「人間の尊厳を傷つける法律。誤りであったと思う」と述べた。

[コメント]:隔離の不必要なことは数十年前から指摘されていたこと、元患者の方の社会復帰には余りにも遅い。

 

 

共同通信ニュース速報[1999-07-31]

厚生省は三十一日までに、風疹(ふうしん)の予防接種を受け損なった人たちの接種率を高めるため、予防接種法に基づき国が接種費用の一部を負担する「勧奨」の対象を拡大する方針を決めた。新たに対象となるのは、過去の接種年齢の変更によって多くの未接種者が生じた十六歳から二十歳前後の年齢層で、百万人以上に上る見込み。

[コメント]:学校で配布されたワクチンの案内を、隠さずに保護者に渡す子供は少ない?

 

 

共同通信ニュース速報[1999-06-25]

厚生省の初の全国実態調査で、今年一―三月の三カ月間に、インフルエンザによるとみられる脳炎・脳症患者が全国で二百十七人発生し、うち五十八人が死亡。六歳以下の死者が五十一人と圧倒的に多く、回復したものの脳性まひなどの後遺症が残った患者も五十六人に上った。その中にワクチン接種を受けた人は一人もいなかったが「比較するデータがないので何もいえない」としている。

[コメント]:特に昨年に発病が多かった訳ではないと思います。

 

 

共同通信ニュース速報[1999-06-20]

結核の再燃が懸念されているため、厚生省は「結核緊急事態宣言」を出し、医療や公衆衛生の関係者をはじめとする国民一人ひとりが結核の脅威を再認識するよう呼び掛ける方針をに固めた。集団感染や病院での院内感染の多発、薬が効かない多剤耐性結核菌も出現した。集団感染では、医師が結核に無関心なために診断が遅れ、感染が拡大したとみられるケースもある。

[コメント]:無関心ではありませんが、軽症のうちに診断するのは困難な病気です。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-10-16]

山間部や離島などホームヘルパーの確保が難しい地域で、保険料を支払いながら必要な在宅サービスが受けられない事態を避けるのが目的で、厚生省は16日、2000年度にスタートする介護保険で、在宅高齢者が家族の介護を受けた場合も保険給付の対象とし、介護した家族に報酬を支払う制度を導入する方向で検討に着手した。

[コメント]:条件は厳しそうです。

 

 

共同通信ニュース速報[1999-02-05]

 人間の口の中の粘膜や軟骨の細胞を培養し、治療用の組織として商品化するベンチャー企業が設立され、東京都内で記者会見した。欧米では血液以外のヒト組織、細胞の商品化が進んでいるが、国内では初めて。厚生省も倫理、安全面での指針を作成中で、やけどや床擦れ、軟骨損傷の治療のほか、新薬開発に必要な実験などへの利用が本格化しそう。

[コメント]:抜歯の時に付着してくる口腔内の粘膜から培養するとのこと。歯科外来での説明はいかに?

 

 

共同通信ニュース速報[1999-02-05]

厚生省によると、一月二十四日から三十日までの一週間の全国の園児や児童、生徒の患者数は約八万人で、累計は十一万七千人になった。患者数の伸びは鈍ってきており、厚生省は「過去十年間で最悪だった昨冬のような大流行の恐れはなくなった」と予測している。一方で、肺炎などの合併症を起こしやすい高齢者については、引き続き十分な注意を呼び掛けている。

[コメント]:昨年と型が同じであれば、予想通り。

 

 

時事通信ニュース速報[1999-02-03]

少子化時代なのに保育所に入れない−。働く女性の増加から都市部で深刻な入所待ちを解消しようと、厚生省は1999年度、分園方式によって定員30人未満の小規模保育所を全国100カ所に設置する。市町村や社会福祉法人に、分園に必要な費用の2分の1相当を補助する。 

[コメント]:労働人口の不足に早い対応を。

 

共同通信ニュース速報[1998-09-28]

アトピー性皮膚炎やアレルギーの子どもがいる家庭に、アレルギー症状の出ない食品や野菜などを宅配便で送り届けるシステムを、東京都内の市民団体「日本リサイクル運動市民の会」が十一月からスタートさせる。

[コメント]:民間ベースのサービスは初めてと思いますが。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-09-27]

特別ながん細胞だけを狙い撃つ標的治療のがん新薬として世界中で期待されている二種類のモノクローナル抗体(リンパ球の一種、B細胞表面のCD20に結合する抗体と、がん遺伝子HER2がつくるタンパク質に対する抗体)の臨床試験が、日本でも国立がんセンターを中心に行われ、好成績を挙げている。

[コメント]:副作用も少なく、早期の承認を。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-09-25]

新時代の感染症対策の基本となる感染症予防法が二十五日、参院本会議で可決、成立する。来年四月一日に施行される。感染症予防法は、制定から百年以上がたって実情に合わなくなった伝染病予防法と、関連のエイズ予防法、性病予防法を廃止、統合する新法。エボラ出血熱やエイズなどの感染症を、重症度や感染力の強さで四種類に分類、それぞれの対応を規定している。関連する改正検疫法と改正狂犬病予防法も同時に可決、成立する。

[コメント]:集団の感染予防と共に個人の人権尊重することを主旨としているとのこと。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-09-22]

昨年一年間に新たに登録された結核の患者数は四万二千七百人余りで、一九六○年以来続いていた減少傾向が一転して三十八年ぶりに増加、人口十万人当たりの罹患(りかん)率も三三・九となり、四十三年ぶりに上昇したことが二十二日、厚生省の結核発生動向調査年報集計で分かった。     [コメント]:結核は過去の病気ではなく、小児の発病の場合感染源が特定出来ないことも多いのです。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-09-22]

社会保険庁は二十二日、中小企業サラリーマンとその家族が加入する政府管掌健康保険(加入者数約三千八百万人)の一九九七年度収支決算を発表した。単年度赤字は九百五十億円で、九三年度から五年連続の赤字決算となったが、赤字そのものは前年度の四千百九十三億円を大幅に下回った。

昨年九月の健康保険法改正で患者負担が引き上げられたことで受診抑制効果が働き、総支出が減少したため。いったん黒字に転ずるが、九九年度以降は医療費の上昇などで再び赤字に転落する見通しだ。

[コメント]:医療費の上昇は、問題ですが、医療費に説明できない地域差があるのも事実です。

 

 

共同通信ニュース速報

夜間や休日に子供が重い病気にかかり地域の当番病院に駆け込んでも、小児科の当直医がいないばかりに別の病院に回らなければならないケースがあるため、厚生省は三日までに、小児科の当直医がいる病院を地域内に必ず一カ所確保するよう、人件費の一部を補助する小児救急医療支援事業を来年度から始める方針を固めた。

[コメント]:小児の救急医療は、専門の知識と経験が必要です。でも、小児科は、病院では非採算部門なのも事実です。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-08-05]

厚生省の「快適で健康的な住宅に関する検討会議」(座長・野崎貞彦日大医学部教授)は5日、住宅建材に含まれる化学物質が健康に悪影響を及ぼす「シックハウス症候群」などへの自衛策をまとめた報告書を発表した。居住者自ら問題点を発見するためのチェックリストも作っており、厚生省は「これから新居に入居する人や改築を予定している人に活用してほしい」と話している。内装などに用いられた新建材や新素材から漏れ出す化学物質が原因で、頭痛や吐き気などを訴えるようになるのがシックハウス症候群。住宅の高断熱化、高気密化が進み、ダニやカビが発生しやすくなったことで、アトピーやアレルギーも増加している。

[コメント]:掃除のみでは、ダニも除去できません。建築時点から、検討を。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-07-23]

厚生省の免疫・アレルギー研究班は二十三日までに「喘息(ぜんそく)予防・管理ガイドライン1998」をまとめた。専門以外の医師にもぜんそくの全体像を正しく理解させることを目指し、日本アレルギー学会が一九九五年に改訂したぜんそく治療の指針を大幅刷新した。

[コメント]:何処でも、同じレベルの優良な治療を受けられるのが理想。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-06-11]

風疹(ふうしん)などのワクチンを接種した子供十三人が、皮下出血や鼻血が出る急性血小板減少性紫斑(しはん)病を起こしていたことが分かり、厚生省は十一日発行の医薬品等安全性情報で医療機関に注意を呼び掛けた。

[コメント]:長期の病状経過の報告も知りたいと思います。

 

 

共同通信ニュース速報

若い夫婦が理想と考える子供の人数が二・四○人と過去最低を記録、実際に産む予定の人数も十年前から減り続け、少子化傾向に歯止めがかかりそうもないことが、厚生省の社会保障・人口問題研究

所が六日まとめた「第十一回出生動向基本調査」で分かった。

[コメント]:実際に女性一人が平均的に出産する子供の数は1.3人です。

 

 時事通信ニュース速報[1998-05-27]

武田薬品工業は、「下垂体性低身長症」治療薬として使われる「ヒト成長ホルモン」の新しい製造法を開発したと発表した。従来に比べ製造法が簡単で、生産コストも半分以下になるという。

[コメント]:今のは薬価が高い。半分でもまだ高い。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-05-29]

厚生省の「歯科医師の需給に関する検討会」は、29日、国家試験の合格基準の見直しや、高齢になった医師が現役から退くことなどの方策を組み合わせて、歯科医数を適正水準まで削減するよう求める報告書をまとめた。

[コメント]:医師も同じですが、年齢と技能は必ずしも相関しません。難しい問題です。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-05-24]

子供のいる世帯の数が、お年寄りのいる世帯数より初めて少なくなったことが二十四日、厚生省がまとめた「一九九七年国民生活基礎調査の概況」で分かった。世帯を構成する人数は平均二・七九人と過去最低の数字。

[コメント]:少子化で、小児医療は、病気の治療より予防を目指して。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-22]

【ニューヨーク22日AP=共同】性交不能症(インポテンス)の飲み薬「バイアグラ」について、発売元のファイザー製薬は二十一日、ニトログリセリンなど心臓病の薬を併用した患者六人が死亡したことを米食品医薬品局(FDA)に報告したと発表した。バイアグラとニトログリセリンなどの心臓病の薬を併用すると、血圧が急激に低下し、死亡する危険があるという。バイアグラの注意書きには認可の段階から、この危険性の警告があったが、同社はあらためて注意を呼び掛けている。

[コメント]:心臓病の人が、薬で頑張る。本人の気持ちはわかりませんが、ご自愛ください。夫が元気なりすぎて、薬を持って家出、訴訟になった例も。日本発売は数年先。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-05-16]

九州大学歯学部と農学部の共同研究グループが虫歯菌の抗体を入れた牛乳の開発を進めている。この牛乳を口に含めば、抗体が虫歯菌を撃退するという。

[コメント]:ワクチンではありません。その効果の持続時間は?

 

 

時事通信ニュース速報[1998-05-15]

厚相の諮問機関である中央薬事審議会の特別部会は十五日、老人性痴ほう症に広く使われている五種類の脳代謝改善薬の再評価を行い、うち四種類について「医療上の有用性が確認できない」との結論をまとめた。残り一種類は継続審議される。

[コメント]:再評価は、大事なこと、でも、最初の認可自体の再評価は?

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-11]

【ハノイ11日共同】同国南部のメコンデルタで熱帯性伝染病のデング熱が流行し、今年一―三月で前年同期と比べ三・八倍の五十人が死亡、発症した患者数も同二・三倍の一万三千五百二十八人に上っている。

[コメント]:有効ワクチンのないデング熱は、温暖化が進めば日本でも流行か。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-10]

総務庁が十日付で発表した児童福祉対策に関する行政監察結果で、公立は夜間保育所が一つもない上に、三歳未満の受け入れも民間に比べて進んでいないことが判明した。総務庁は十一日、厚生、文部両省に地方自治体への指導、保育単価の見直し、夜間保育のニーズ把握や運営の弾力化などの改善を勧告する。

[コメント]:延長保育・夜間保育・病児哺育、女性の安心して働ける社会に。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-05-05]

【ニューヨーク4日ロイターES=時事】医薬品会社エントレメッド社が医療品としての開発を進めている二種類の物質「アンジオスタチン」「エンドスタチン」が、ネズミの悪性腫瘍(しゅよう)が完全に消滅したという。二つの物質はともに人体内で自然に生成されるもので、アンジオスタンチンは血液の供給を断つことで腫瘍を縮小させ、エンドスタチンはがんの転移を妨げるという。

[コメント]:臨床で使えるのは数年先か?

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-05]

医師が患者に病状や治療方針を説明して同意を得るインフォームドコンセントの重要性が指摘されているが、入院患者の約三割、外来患者の約四割が医師の説明不足を訴え、約四割の患者が説明内容に疑問を感じていることが、健康保険組合連合会がまとめた「医療に対する現状認識と意識に関する調査」で分かった。

[コメント]:専門が違えば、相手が医師でも、同等の理解を持っていただくことは不可能。最終的には信頼関係の確立。言うは易く行うは・・・。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-04]

【解説】動物に人間のタンパク質を作らせる「動物工場」は、医薬品や化粧品の製造法を大きく変え得る画期的な技術として、注目されている。厚生省が指針作りを決めたのは、動物工場の将来性を重視した結果で、有用タンパク質を安全に大量生産する道を開くものと言える。

[コメント]:予測不可能な伝染性物質は、プリオンだけではないはず。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-05-03]

英国で開かれる主要国首脳会議(バーミンガム・サミット)で、橋本竜太郎首相が発表する国際寄生虫対策報告書の概要が三日、明らかになった。寄生虫対策の“優等生”日本がその撲滅と流行国支援に先導的姿勢を打ち出した格好だ。

[コメント]:まだ、日本でも寄生虫は完全に無くなったわけではありません。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-04-28]

厚生省は二十八日、ゼロ歳児を預かる乳児保育へのニーズが高まっているため、乳児保育に必要な設備や用具を整備する保育所を緊急支援することを決めた。関連経費百七十億円を一九九八年度補正予算案に計上、一万人を超える乳児の入所待ちを早期に解消する。

[コメント]:次には病児哺育の早期開始を期待、働く女性のために。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-04-04]

厚生省研究班の公表によると、実際に症状を訴えた人のうち、過去にけいれんなどの発作を起こしたことがない人が半数を占め、九歳以上の子供の方が下の年齢層より発作を起こしやすかったことが分かった。

[コメント]:「光による発作を起こすかどうかを、既往歴から予測するのは困難」とのことです。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-03-31]

全国十五地点で採集された五千百二十八匹のうち二十六匹のハエが、体内に病原性大腸菌O(オー)157を保有していたことが三十一日、国立感染症研究所の調査で分かった。

[コメント]:百個の菌で、感染が成立する細菌です。気をつけましょう。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-03-28-09:57]

【ワシントン27日時事】米食品医薬品局(FDA)は二十七日、ファイザー社が開発した男性のインポテンツ(性的不全)を一時的に解消する初の経口薬「バイアグラ」の製造・販売を認可したと発表した。性的不全に悩んでいる男性には、大きな朗報となりそうだ。ただ、頭痛、消化不良、顔のほてりなどの副作用がある。

[コメント]:精力増進剤と同列には考えないでいただきたい。

 

 

共同通信ニュース速報[1998-03-11]

政府は十一日、現行の法律に代わる感染症予防法案を国会に提出した。来年四月一日の施行を目指す。感染症をエイズやエボラ出血熱など近年登場したものも含め、感染力や症状の重さを基に再分類して対策を規定。

[コメント]:社会防衛と人権重視のバランスが大事。しかし、伝染病の予防は、世界的な協力があって初めて有効となる時代に入ってきました。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-03-10]

デング熱(蚊などによって人に感染するウイルス性の生命の危険もある伝染病)など伝染性熱帯病のまん延につながる恐れがある−。米ジョンズ・ホプキンズ大学の科学者が医学報告の中で警告した。

[コメント]:日本脳炎も、また同様でしょうか。

 

 

時事通信ニュース速報[1998-03-05]

漢方薬「小柴胡湯(しょうさいことう)」の服用により、今年二月までの二年間で新たに五十人が間質性肺炎を起こし、うち四人が死亡した疑いが強いことが四日、分かった。別の漢方製剤七種(柴朴湯(さいぼくとう)」、「柴苓湯(さいれいとう)」など)によるとみられる副作用報告も相次いでおり、厚生省は計八種について、メーカーに使用上の注意の改訂を指示した。

[コメント]:漢方薬と言えども、薬物であることの違いはなく。医師患者とも、注意を払うことは怠ってはなりません。

 

 共同通信ニュース速報[1998-02-12]

【ワシントン11日共同】民主党議員団は、青少年の喫煙率低下を目的に、たばこ一箱につき一ドル五十セント増税することなどを盛り込んだ包括的な「たばこ規制強化法案」を提出した。提出の際の記者会見にはゴア副大統領も出席、クリントン政が全面的に支持する姿勢を示した。

コメント:その税金の歳入はどこへ使われるのか?

 

共同通信ニュース速報[1998-02-12]

保母さんも“保父さん”も「保育士」に名称が統一される。都道府県などの手続き改正を経て、一九九九年度から実際に名称が変わる予定。男性の保母資格取得者は九六年度までの累計で九千三百六人いるが、実際に保育園で働いているのは千二百五十六人(九六年十月現在)で、保母全体の○・五四%と伸び悩んでいる。

コメント:子供から見れば、父親のイメージとなるか?

 

共同通信ニュース速報[1998-02-10]

厚生省によると、海外渡航歴のない人のコレラ発生増加、感染源は突き止められていないが、国内感染者の菌の多くは同一で、輸入食品による感染か、コレラ菌の国内常在化が疑われる結果となった。夏の流行期を前に注意を呼び掛けている。

コメント:温暖化の結果? それとも飽食の結果?

 

時事通信・共同通信ニュース速報[1998-02-10]

感染症関連法の見直しについて諮問を受けていた公衆衛生審議会は十日、伝染病予防部会でその内容を了承、厚相に答申した。感染症予防法(仮称)は現行の伝染病予防法とエイズ予防法、性病予防法を廃止して統合するもの。インフルエンザからエイズ、エボラ出血熱までのすべての感染症を感染力や症状で四つに分類、さらに未知の感染症を含め、それぞれの発生時の対応を規定、新法は隔離より更に患者の治療を前面に打ち出した。このほか、犬だけを対象としている現在の狂犬病予防法と検疫法について、猫やキツネなどの検疫も義務付けるなどの改正を行う。

コメント:実際に即した対応へと変化

 

時事通信ニュース速報[1998-02-09]

厚生省の非A非B型肝炎研究班は、輸血後に肝炎を発症した患者の血清から新型とみられる肝炎ウイルスを発見した。七番目の肝炎ウイルスになる。同グループがTTウイルスと名付けた。健常者でも一○%は同ウイルスを持っているとされる。また、劇症肝炎、肝硬変、肝がんの患者の約半数も同ウイルスを保持しているとみられる。この研究成果を踏まえ、虎の門病院にて慢性肝炎の患者約300人を調べたところ13%が新型ウイルスに感染しており、輸血による感染も55例中8例であった。

コメント:感染経路の分析と、予防を

 

時事通信ニュース速報[1998-02-10]

【ワシントン9日時事】米国立衛生研究所(NIH)は、NIH傘下の国立児童健康・人間開発研究所(NICHD)が病原性大腸菌O(オー)157のワクチンの臨床試験に成功したと発表した。87人に接種、1週間後に大半の血液中に抗体確認。半年後の抗体レベルも接種前の10倍に。同ワクチンの人体への有効性が確認されるには、さらに臨床試験を行う必要がある。

コメント:投与法が経口なら普及。牛への投与が有効であれば、人には必要なし。

 

共同通信ニュース速報[1998-02-04]

【香港4日共同】新型インフルエンザA(H5N1)騒ぎで昨年末から停止されていた中国産の生きたニワトリの輸入が七日から再開される香港では、関係当局や業者が受け入れ準備に大わらわとなっている。ニワトリは、トラックで卸売市場に運ばれるが、血液検査結果が約三時間後にファクスで市場に伝えられるまで、小売業者への出荷は許されない。

コメント:ウィルスは何処へ、再発はないのか? 次回の発生に備えを。

 

時事通信ニュース速報[1998-02-06]

今シーズンのインフルエンザ患者の累計が一月三十一日時点で約三十五万三千人に上り、既に前のシーズンの累計の二倍近くになっていることが六日、厚生省の調査で分かった。厚生省は「今流行しているのは通常型のインフルエンザだが、肺炎などの合併症を引き起こしやすく、人込みを避けるなど注意が必要」としている。流行しているのは主に通常のA香港型・佐賀型で、昨年香港で発見されて注目を集めた新型インフルエンザの患者は見つかっていない。

コメント:そろそろピークと、言われるが。

 

毎日新聞ニュース[1998-02-06]

教師や生徒のストレス問題に詳しい福岡教育大の秦政春教授は、これまでの調査結果をもとにそう指摘する。調査は1990、92、95、96年、福岡県内の生徒と教師を対象に行われた。「とてもストレスを感じる」「ややストレスを感じる」と回答した子供の割合をみると、小学5年生は92年の30・6%が95年には35・4%に増加。中学2年生も36・5%から48・2%へアップした。一方、小学校の教員では90年にすでに74・4%がストレスを感じていたのが、96年には78・4%に。中学教員は68・7%が75・3%に、それぞれ増えた。

コメント:行き詰まっているときこそ、問題解決のすぐ側まできているはずだが。

 

毎日新聞ニュース[1998-02-03]

【ワシントン4日】米ロックフェラー大のデビッド・ホー博士らは、1959年に採取したアフリカ人男性の血液サンプルからエイズウイルス(HIV)を発見。これまで判明した中では最古のエイズ感染例となり、HIVの起源と進化の歴史を知る貴重な手がかりになると期待されている。

コメント:エイズの歴史は更に古く。人への伝染は何時。

 

共同通信ニュース速報[1998-02-03]

一度は却下した新三種混合(MMR)ワクチン接種による長男の副作用死を、死亡から約5年の歳月を経て、被害認定した。被害救済を実質的に判断する厚生省が「副作用とワクチンとの関連を見いだし得ない」としていた以前の見解を「因果関係を否定できない」と改めたため。

コメント:安全なワクチンを、十分な保障を。そして迅速な情報伝達を。

 

共同通信ニュース速報[1998-02-03]

沖縄県内の少年(14)から心停止後に摘出された腎臓(じんぞう)が二日、東京都内などで二人の子供の待機患者に移植された。「小児」から提供された腎臓は「小児」の待機患者に優先して移植するよう患者選択基準を改定された新基準に沿った初めてのケース。

コメント:小児の待機患者はその待機期間が短いためこれまでの制度では移植を受ける機会が遅れがちなためとのこと。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-31]

厚生省が三十一日までに、小児慢性特定疾患について全国規模の実態調査に乗り出した。

コメント:少子化の時代を迎え、現代の生活習慣病に代表される新しい子供の病態に対応するため。県による対応の差も検討の対象に。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-30]

厚生省が毎週集計している「インフルエンザ様疾患発生調査」のこの冬十一回目の報告が三十日まとまり、先週以来、東京と大阪を中心に患者が急増していることが明らかになった。北海道、東北や中四国、九州はまだ平穏だが、埼玉や神奈川、滋賀、兵庫、和歌山などの各県でも増加が目立ち、東京と大阪を核に、周辺部に広がる傾向を見せている。B型が長野県で一件分離されたほかは、すべてがA香港型(H3N2)。

コメント:例年は、流行の報告があった頃には、ほぼ終焉。最近は報告が早い。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-30]

厚生省は三十日、市町村が運営する国民健康保険のうち、医療費が全国平均を大きく上回って多額に上っている百二十市町村を指定した。市町村数は多い順に北海道五十七、福岡二十一、石川七、徳島六、熊本五などとなっている。昨年の指定市町村数は百十九だった。

コメント:ただし北海道は、雪と交通の便の問題があります。病院で春を待つとのこと。

 

時事通信ニュース速報[1998-01-29]

医療保険福祉審議会(厚相の諮問機関)は、厚生省の医療保険制度改正案のうち、医療保険が拠出する高齢者医療費の負担見直しについて答申をまとめた。医療費の不正請求の罰則強化などは「妥当」とした。

コメント:保険請求の差し戻し(返戻)の中には、医療側のミスもあるのですが、逆に組合の担当者の誤りもあります。本当の話、殆どの医療者は真面目にやっているのですよ。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-29]

公衆衛生審議会の予防接種健康被害認定部会が二十八日、厚生省で開かれ、昨年五月、群馬県太田市で二種混合ワクチンを打った女児が死亡した事故を予防接種による健康被害と認定した。「死因は断定できないが、接種による因果関係は否定できない」からとのこと。

コメント:安全なワクチンを、そして十分な保障を。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-26]

 厚生省は二十六日、病院の入院患者に貸し出されている寝間着(病衣)について、医療保険の対象から外す方針を決めた。

コメント:リネン業者への委託料との差額が病院の収益となっていたようです。

 

毎日新聞ニュース[1998-01-26]

1997年中に新たに報告された国内のHIV感染者とエイズ患者(血液製剤による感染者・患者を除く)の合計が647人と過去最多を記録。日本人男性が国内で感染する例が目立つとのこと。

時事通信ニュース速報[1998-01-26]

共同で取り組んでいた熊本大と製薬会社のミドリ十字が二十六日、国内で初めてエイズ感染者への遺伝子治療に実施断念を正式に決めた。理論的には間違った方法ではないが、米国の試験で有効性がみられないだけに、現時点では中止せざるを得ないとのこと。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-25]

新型インフルエンザウイルスA(H5N1)は、年明け以降に新たな感染者は出ず、香港政府は二十三日に「安全宣言」を発表、二月七日から中国産ニワトリの輸入再開を決めた。         世界保健機関(WHO)は、中国広東省で病院や養鶏場などを視察したが、H5N1は発見できなかったと発表した。

コメント:まだ危険?、しかし旧正月に鶏肉は必要不可欠?

共同通信ニュース速報[1998-01-23]

【ワシントン22日共同】米生命工学企業のプロテイン・サイエンシズ社はこのほど、遺伝子工学の手法を使い、香港で患者が出ている新型インフルエンザウイルスA(H5N1)のワクチン開発に初めて成功したと発表。この新型ウイルスは、ニワトリから人間に感染したとみられているが、開発されたワクチンはニワトリへの感染予防効果が確認された。

コメント:先は、鳥から、次は人間に安価で安全なワクチンを

 

共同通信ニュース速報[1998-01-25]

高校生の八・三%が覚せい剤やシンナーなどの薬物を使ってみたいと思い、その三人に二人は「好奇心」を理由にしている。使用は「個人の自由」と考えている高校生が二○・四% 薬物使用を誘われた経験がある高校生は六・五%

コメント:子供たちに、失うものも大きいことを理解してもらえるよう

 

共同通信ニュース速報[1998-01-24-15:19]

学生時代に事故などで障害者になったのに、国民年金に加入していなかったため障害基礎年金を支給されない「無年金障害者」八人が、行政に対し支給を求める「裁定請求」を提出。弁護士は行政の宣伝不足が原因で、明らかに制度の不備とのこと。

コメント:実際、今、加入していても、将来支給があるか不安を感じます。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-22]

【ワシントン21日共同】豚やヒヒなどの臓器を人間に移植する異種移植は、動物特有の感染症が新たに人間に広がる恐れがあると警告し、実施を控えるよう求める論文を、米国の異種移植専門家が連名で二十一日発売の米医学誌、ネイチャー・メディシン二月号に発表。

コメント:臓器不足。でも、この方法も問題か。

 

毎日新聞ニュース[1998-01-19]

【ジュネーブ】世界保健機関(WHO)は、インターネット上の取引を通じて覚せい剤などが簡単に入手できる国際状況が生じているとして、取引薬品の国際規制に乗り出す方針を固めた。

コメント:覚醒剤を、街角からではなくインターネットで手に入れる危険な時代はすぐそこ。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-18]

二○○○年一月からの導入を目指している住民基本台帳ネットワークシステム(住民コード番号制度)をめぐり、厚生省や市町村から公的介護保険の被保険者番号への利用に消極的な意見が強まっている。プライバシーを侵害する恐れがあるのが主な理由。

コメント:民間介護サービス業者を介しての情報の漏洩の恐れとのこと。ダイレクトメールを見れば、いかに個人情報の漏れがあるか一目瞭然。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-12]

臓器移植法が昨年十月十六日に施行された。だが、患者本人がドナーカードを持っていなかったり、持っていても記入に不備があったりして臓器提供者(ドナー)はゼロのまま。ある例では、患者が入院した病院では、臓器移植法に沿った脳死判定をする設備はなく、提供施設側は「脳死判定のための転院」に反発。

コメント:有効に運営されることを目的とした制度を求める。誰も非難されないが、誰も利用できない制度では。

 

時事通信ニュース速報[1998-01-16]

【ワシントン15日ロイターES】スウェーデンと米国の研究者は、胃の細胞へのバクテリアの付着を助けるたんぱく質を突き止めたと発表。このたんぱく質の働きを防ぐワクチンを製造すれば、最終的には胃がんも阻止できるという。

コメント:現在、胃潰瘍の方にこの菌に有効な抗生剤を飲むように指導しても、嫌がられる方が見えます。

 

時事通信ニュース速報[1998-01-16]

【ワシントン15日ロイターES】米疾病管理予防センター(CDC)は十五日、香港で死者が発生した新型インフルエンザA(H5N1)ウイルスの構造を突き止めたこと発表した。その結果これは鳥特有のウイルスであり、ヒトのインフルエンザウイルスと遺伝子交換した兆候は一切ないことがはっきりしたという。

共同通信ニュース速報[1998-01-16]

 【香港16日共同】新型インフルエンザウイルスA(H5N1)に関する世界保健機関(WHO)の調査団が同日、香港に隣接する中国広東省の省都、広州に到着した。       毎日新聞ニュース[1998-01-17]

インフルエンザ/新型の発生地は香港か 調査団が可能性言及

【香港17日】世界保健機関(WHO)は16日、このインフルエンザの発生地が中国ではなく、香港の可能性があると語った。

コメント:ヒトへは感染しないか、或いは豚を介さない感染経路があるのか。世界に広がる前にその解明と対策を。

 

【ワシントン13日】米テキサス大の研究者は13日、ヒトの細胞を若返らせ、不死化の状態に変えることのできる酵素「テロメラーゼ」を発見したと発表した。「細胞の不死化」だけでは「人間の不死化」をもたらすことはできないとのこと。

コメント:受精前に処理すれば、不死の人間ができるのか。癌化の問題は?

 

毎日新聞ニュース[1998-01-14]

英国では、1秒間に3回を超える速さで光を点滅させたり、縞や渦巻きなどの模様に覆われた画面は避けるよう規定。ポケもんの映像は、英国の規制に照らせば違反している画面が結構あるとのこと。

コメント:他国の事例が生かされないのは、日本のメディアの怠慢といえる。

 

共同通信ニュース速報[1998-01-11]

遺伝子工学の手法を使って開発したエイズワクチンの初の大規模な臨床試験がアメリカで年内に開始される見通しになった。

コメント:結果に期待

 

共同通信ニュース速報

 中国衛生省当局者は八日、香港で問題となっている新型インフルエンザウイルスA(H5N1)が中国に存在するかどうかを調べるため、世界保健機関(WHO)の調査団が十六日から約一週間、中国南部の広東省を訪れることを明らかにした。

コメント:感染源の特定、そしてその地の環境の改善を

 

共同通信ニュース速報[1998-01-10]

 一九九六年の糖尿病患者の推計総数は二百十七万五千人で前回調査の九三年に比べ六十一万人(三九・○%)増加していることが十日、厚生省のまとめた患者調査の概況で分かった 欧米型の食生活による肥満や運動不足が糖尿病患者を増加させる要因になっている。

コメント:子供の糖尿病は増加していないとのこと

 

共同通信ニュース速報[1998-01-03]

 香港で出現した新型インフルエンザなど、世界各地で発生するさまざまな感染症の流行に際し、日本人研究者を世界保健機関(WHO)職員の肩書で現地に緊急派遣する制度が今年から始まる。厚生省は派遣候補者の名簿作りに近く着手する。

コメント:先陣争いではなく、情報の即時の収集を目的として

 

毎日新聞ニュース[1998-01-04]

 自治省は、住民一人一人に個人番号をつけて全自治体をコンピューター回線でつなぐ「住民基本台帳ネットワークシステム」構築へ向け、住民基本台帳法改正案を通常国会に提出する方針。民間の利用は認めない方針。

コメント:申請すれば、コードを記録したICカードが交付されるが、将来は頚に埋め込みICチップか?

 

読売新聞ニュース[1998-01-01]

 台湾紙は、香港で広がる新型インフルエンザウイルスAは、中国の広東省で発生した? WHOの依頼で台湾を訪れている喜田・北大教授の話として。

コメント:疫学的には可能性大。しかし、なぜ台湾からニュースが発信。

 

読売新聞ニュース[1998-01-01]

 香港の新型インフルエンザウイルスAの発生源は必ずしもニワトリでなくハト、アヒルなど他の鳥類の可能性も否定できない、と香港政府高官語る。

毎日新聞ニュース[1997-12-29]

 【香港28日】香港特別行政区政府は28日、いずれも九竜半島側にある長沙湾のニワトリ類の卸売市場と、元朗にある養鶏場を新型インフルエンザ・ウイルスA(H5N1)汚染区域に指定し、立ち入り禁止にするとともに、香港のすべてのニワトリ(約120万〜130万羽)を29日から一斉に回収、処分すると発表した。

毎日新聞ニュース[1998-01-01]

 香港で感染者が出ている新型インフルエンザ・ウイルスAに関し特別行政区の衛生部長らが、人間同士の感染の可能性低いと発表。患者家族から抗体が検出されず周辺の養鶏関係者9人から検出。

 

時事通信ニュース[1997-12-30]

 【ワシントン29日時事】米ミシガン大学のゲーリー・ナベル教授を代表とする研究グループは二十九日、エボラ出血熱のウイルスに対するワクチンを開発し、モルモットなどを使用した動物実験に成功したと発表した。

 

共同通信ニュース[1997-12-30]

 一九九六年度に発生した子供の誤飲事故は調査対象の八病院だけで計八百二十三件に上り、のみ込んだ品目別で最も多いのは「たばこ」の三百九十五件(全体の四八・○%)だった。

コメント:事故が最も多く発生する時間帯は午後六時から同九時までで全体の約三分の一を占めるとのこと。みんなで観てている様で実は誰も観ていない。

 

時事通信ニュース速[1997-12-30]

 離婚調査/97年は22万5000組 過去最高を更新。女性のうち、協議離婚の際、慰謝料などの一時金や、子供の養育費などの定期金の取り決めをしていない人が54・9%と半数を超え、実際に全く金を受け取っていない人が60・6%だった。

コメント:男性として、コメントのしょうがない。

 

時事通信ニュース[1997-12-25]

 母子感染などにより、エイズウイルス(HIV)に感染した小児患者を対象とした遺伝子治療の臨床試験を、米国カリフォルニア州のロサンゼルス小児病院と共同で行うと宝酒造が二十五日、発表した。遺伝子の組み込みを促進させる“触媒”の役割を果たす特殊なたんぱく質を同社が、また遺伝子の運び役のベクターを韓国のソウル大学分子生物学研究所が、それぞれ開発した。

 

毎日新聞ニュース[1997-12-29]

 子供のがんである神経芽腫(がしゅ)の集団検査について、厚生省は廃止を含めた見直し作業に着手することを決めた。神経芽腫が自然に治るケースが相次いで報告される一方、治療による死亡例が少なくないため、検査の廃止や時期の変更を求める意見が専門家の間で強まっていた。

コメント:健診の有効性の問題で、全例が治療必要としないと言うわけで訳ではありません。

 

時事通信ニュース[1997-12-23]

 【ワシントン22日時事】米食品医薬品局(FDA)は二十二日までに、米大手医薬品メーカー、メルクの飲む毛生え薬「プロピーシャ」の販売を正式に認可したと発表した。臨床試験では、八三%で頭髪が薄くなるのを防いだり、頭髪が増加する効果が確認された。副作用について、少数の男性に精力減退や男性機能の低下などが報告されたと述べた。

 

 

読売新聞ニュース[1997-12-26]

視覚神経混乱が原因と解明 国立特殊教育研が、アニメ番組「ポケモン」の点滅シーンを「光トポクラフィ」使って臨床実験。赤と青の光の点滅で、第一次視覚野と隣接部分の血流がアンバランスになり、発作起こすと発表。

共同通信ニュース速報

 テレビ東京系列で十六日放映された人気アニメ番組「ポケモン」を見てけいれん、引きつけなどを発症し、病院に運ばれたとみられる子供らは十七日午後零時半現在、自治省消防庁の調べで三十都道府県六百五十一人に上った。

時事通信ニュース速報[1997-12-18]

今回のケースについて同省は、画面のちらつきやせん光の繰り返しなどの刺激を受けた際、全身のけいれん発作などを起こす光感受性発作が原因となった可能性が高いとみている。家庭では部屋をなるべく明るくして画面の近くでテレビを見ないようにした方が良いと指導。

 

共同通信ニュース・時事通信ニュース[1997-12-13]

 鳥にしか感染しないとみられていた新型のインフルエンザウイルスの感染者が相次ぎ、二人の死者が出た。今のところ人への脅威になるかどうか不明。

 厚生省によると、一週間当たり百万人分のワクチンを生産するのに必要な卵は何とか確保できそう。しかし、同省の想定では、新型ウイルスが出現した場合、国民の四人に一人、約三千二百万人が感染・発病する可能性があり、けた違いの量のワクチンがいる。大流行による被害を食い止められるのか、時間との戦いになりそう。

 香港で現地調査を行った国立感染症研究所の吸器系ウイルス室長は「まだ分からないことが多い未知のウイルスなので、過去の例を参考に対策を考えるべきだ。日本で八万人から十万人の死者が出ることを想定しても誇張ではないとのこと。

コメント:ワクチンの製造には4ヶ月ほどかかるそうです。

 

共同通信ニュース[1997-12-13]

 全国の病院数は六年連続で減少し、ベッド数も四年連続で減っていることが、厚生省の一九九六年の医療施設調査で分かった。厚生省は「古い病院がなくなったり、改築されたりして一部屋当たりのベッド数が減るなど、療養環境は向上している」とみている。

コメント:ほんとかな?

 

共同通信ニュース速報[1997-12-12]

 厚生省と製薬会社の間で薬価が折り合わず、保険適用外の自由診療薬として販売されていた卵巣がんの治療薬「タキソール」が十二日、薬価基準に収載され、保険適用されることになった。薬価は三十ミリリットル入り一瓶当たり約一万八千円。

コメント:高いかどうかは別にして、保険適応は必要なこと

 

共同通信ニュース[1997-12-11]

 細胞内で生理活性物質を作る酵素の一種を欠損させたマウスは、気道が収縮する発作症状が緩和される一方、雌は分娩(ぶんべん)できなくなることが東京大大学院医学研究科の大学院生、魚住尚紀

さんと清水孝雄教授らの研究で分かり、十一日発売の英科学誌ネイチャーに発表した。

コメント:有効な治療法となるか。学問的には面白そう。

 

共同通信ニュース[1997-12-10]

 難病の拡張型心筋症は、特定のタンパク質を作る遺伝子が失われて発病することを、理化学研究所の阪本英二特別研究員らと東大医学部、カナダなどの国際共同研究グループが動物実験で突き止め、

九日発行の米科学アカデミー紀要に発表。この病気を発症するハムスターでは「デルタ・サルコグリカン」という結合タンパク質を作るための遺伝子が大きく失われていた。また、従来は別の病気とされていた肥大型が、同じ遺伝子欠損で起こっていることも発見。

コメント:二の症状の全く相反する疾患が同じ原因からということでしょうか。

 

時事通信ニュース[1997-12-08]

厚生省はエイズを特別扱いせずに、伝染病予防法改正の枠組みの中でエイズ対策を行う方針で、エイズ予防法は十年余で廃止される。一方、結核予防法は独自のきめ細かな規定があるため存続させる。 また、改正後は感染力や有効な治療法の有無によって、感染症を一号感染症から四号感染症まで四つに分ける。最も危険な四号感染症のうち、ペスト以外のエボラ出血熱などは国内には対応できる施設がなく、今後設置したいとしている。

 

コメント:エイズは伝染病予防法の枠内で対策を行うということです。

 

 

共同通信ニュース[1997-12-08]

 猿から人に感染する恐れのあるエボラ出血熱など危険性が極めて高い感染症の国内での流行を防ぐため厚生省は八日、ペット用の猿の輸入を禁止する方針を固めた。               

 

コメント:実験用の猿は輸入継続ということでしょう。

 

 

共同通信ニュース[1997-12-08]

 香港で新型インフルエンザに感染したとみられる患者が新たに発生、うち一人が死亡したことを受け、厚生省は八日、健康危機管理調整会議を開き、国立感染症研究所の専門家一人を九日、香港に派

遣し、情報収集に当たることを決めた。 香港では三月に死亡した三歳の男児から、それまで鳥からしか見つかっていないインフルエンザのA(H5N1)型ウイルスが検出された。

読売新聞社[1997-12-08]

 香港特別行政区政府は、これまで家きん類にしか見つからなかった新型のA型インフルエンザウイルスの感染者を新たに2人確認。

 54歳の男性は死亡。13歳の少女は重体だという。

 

コメント:新種のウイルスです。

 

 

毎日新聞ニュース[1997-12-07]

 

醜形恐怖 容姿劣等感で自殺者も

 自らの容姿に対するコンプレックスが高じて強迫観念となり、登校や外出ができなくなるなど日常生活にも支障をきたす心の病「醜形(しゅうけい))恐怖」が、若い世代に広がっている。エステ、整形など美容情報があふれる時代の「対人恐怖症」の一種で、男性患者も少なくない。精神科医らは「悩みの根底には、対人能力の未熟さがある」と分析している。

 

コメント:問題は乳児期の母親との関係に始まるものなのでしょうか。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-12-06]

 

 埼玉県は、県内の市町村が実施している百日ぜきやポリオなどの各種予防接種を乳幼児が何歳で受けているか把握するための実態調査を来年度から開始する。予防接種は一九九四年の法改正で義務から勧奨になり、接種を受ける子供が減るのではと懸念されているが、実際の接種率がどれぐ

らいなのかを細かく分析したデータはないという。

 

コメント:自治体横の集計比較も期待したい。

 

 

共同通信ニュース[1997-12-03]

 

 気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎の治療薬「テルフェナジン」(商品名トリルダン錠60mg)を投与された患者に重い不整脈の副作用がみられたとして、民間の医薬品監視組織「薬害オンブズパースン会議」(代表・鈴木利広弁護士)は三日、テルフェナジンの承認された効き目のうち「気管支ぜんそく治療」を取り消すよう厚生省に申し入れた。                 

 

コメント:当然、副作用がなくて良く効く薬はありません。医者もできるだけ情報を集め、患者もその情報を求めることが大切でしょう。

 

 

共同通信ニュース[1997-12-04]

 

 母子家庭などへ支給している児童扶養手当の見直しを進めていた中央児童福祉審議会(厚相の諮問機関)の専門部会は四日、離婚した父親から手当を徴収する仕組みについて、徴収機構の整備などが実務的に困難として当面導入を断念。自立支援策を充実して、扶養手当は本当に困っている母子家庭への給付に絞り込むことが必要とする報告書をまとめた。

 

コメント:実際に養育費を支払っている父親は、少ないと聞いています。

 

 

 

共同通信ニュース[1997-12/02]

 

 奈良県大和高田市の市立高田小学校(中尾勝一校長)で六月、日本脳炎ワクチンの集団接種を受けた四年生約百二十人のうち約五十人が腕のはれなどワクチンの副作用とみられる症状を訴え、二人が通院治療を受けていたことが一日、分かった。一人は全身発疹(ほっしん)を起こすなどしたが、ほとんどが軽症で数日以内に回復した。県や市は「詳しい原因は不明」としており、厚生省にも報告していなかった。

 

コメント:現実には、重傷でない副作用は、厚生省の報告より多いかもしれません。この事例の頻度は特別ですが。

 

 

時事通信ニュース[1997-12-02]

 

 【ロイター】英医薬品大手、グラクソ・ウエルカムは一日、三共が開発した糖尿病治療薬トログリタゾンを投与された日本と米国の患者に副作用とみられる肝機能障害が多発し、死亡例も出ているとの報告を受け、同治療薬の販売を一時停止すると発表した。

 厚生省 糖尿病の治療薬「ノスカール」(一般名「トログリタゾン」)の投与を受けた患者のうち、三人が副作用とみられる重い肝障害で死亡したことが一日分かった。厚生省はこれを受け、販売元の「三共」(東京都中央区)に、緊急安全性情報を医療機関に配布して警告するよう指示した。

 

コメント:数少ない日本の製薬メーカーによる薬剤です。発売前の治療研究の徹底が重要です。

 

 

共同通信ニュース[1997-11-29]

 

 日本人のA型肝炎ウイルス(HAV)の抗体保有率が年々低下して感染しやすくなっており、特に劇症肝炎になりやすい中高年は注意が必要―。厚生省の食品衛生調査会食中毒部会が注意を呼び掛けた。          

 

コメント:生のもにはご注意を

 

 

時事通信ニュース[1997-11-28]

 

 小学校二年生だった一九八五年に受けたインフルエンザ予防接種が原因で重度の知的障害や運動機能のまひが生じたとして、北九州市八幡東区の女性(一九)と両親が国を相手取り、一億六千五百万円の損害賠償を求めた訴訟が二十八日、福岡地裁(堂薗守正裁判長)で結審した。判決は来年三月十三日に言い渡される。

 

コメント:再発防止のための原因究明と同時に、患者救済とその判断を迅速に。ワクチンを実施する医師の側からも希望します。

 

 

時事通信ニュース[1997-11-26]

 

 総務庁は二十六日、治療方法が確立していない難病やがん、エイズの患者支援策などについて調べた「難病対策等に関する調査結果」を発表した。それによると、都道府県知事による難病の認定を受ければ医療費が全額支給される制度があるものの、事務処理体制の不備から申請した患者の四割弱が認定までに三カ月以上かかっているなど、迅速な難病患者支援ができていない実態が分かった。同庁は二十七日、厚生省などに対し改善を勧告する。10年以上放置の例も。

 

コメント:誤りが無いことも大事ですが、結局出すなら早く。

 

 

 

共同通信ニュース[1997-11-25]

 

 米食品医薬品局(FDA)は二十四日、ドイツの化学メーカーBASFの米医薬品子会社が開発した食欲抑制剤「シブトラミン」(商品名メリディア)を、減量効果が期待できるとして認可した。

 

コメント:人間にとって、食慾を押さえる事が生存の条件とは、ここ数百万年のなかで初めての経験。

 

 

 共同通信ニュース速報[1997-11-15]

 

 薬害について患者の立場から考えようと、名古屋弁護士会などは十五日、「患者への情報提供と自己決定」をテーマに名古屋市内でシンポジウムを開いた。薬剤師の木村繁氏は「薬は流通の過程で利潤を生み出す商品でありながら、選択権が使用者の患者にないことを常に考えてほしい。」、薬害に詳しい医師の浜六郎氏は「日本の薬価は欧米諸国の数倍である」と述べ、医療事故に取り組む市民団体代表の水間典昭氏は「薬に関する情報について、患者には百パーセントの情報を手にする権利がある」と現状を批判した。

 

コメント:薬物は、何を服薬するかということより、どの様に飲むかということの方が、大切なのです。その為に、医薬分業に踏み切れない私です。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-11-08]

 

 厚生省は、医療機関が保険診療に使う医薬品の公定価格である薬価を一九九八年度に一○%程度引き下げ、来年度予算で約二千億円の国庫負担を縮減する方針を固めた。薬剤費全体では総額八千億円の削減となる。

 

コメント:薬価の引下げは、医者の仕事にも、メリットもあります。いかに有効でも高価な薬は使いにくいですから。

 

 

 日本政府と世界保健機関(WH0)は六日、エボラ出血熱や0(オー)157などのような感染症が集団発生した場合に、日本から二十四時間以内に専門家を感染症発生地域に緊急派遣する「海外派遣システム」の創設で合意。

 

コメント:いよいよに本番、CDC。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-11-06]

 

 厚生省は、一九九六年度の予防接種の副反応の集計報告書をまとめた。三種混合が四百八十八万人に対し百九十六人、麻疹が百十万人中百四十五人、日本脳炎が三百八十二万人中八十五人など。死亡例は今年一月、九州で発生した六カ月の男児で、接種との因果関係ははっきりしないという。

 

コメント:副作用の軽減と共に、有効率の改善も課題。

 

 

 出生率の急激な低下による少子化をどう考えるかをテーマにしたシンポジウム「少子社会を考える国民会議」が四日午後東京都内で開かれた。弁護士の福島瑞穂さんは「働く女性だけでなく、男にも育児支援が必要。子育てする男がいい男という社会になれば考え方が変わるのではないか」と述べた。                    

 

コメント:皆で子供を育てる社会に、でも子供に余分な負担をかけないように我々も生きたい。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-11-04]

 

 与党三党の医療保険制度改革協議会は、高額な医療費がかかった人に対する自己負担限度額(一般は月六万三千六百円)に関し、一定額以上の高額所得者については引き上げる方向で検討することを確認した。

 

コメント:もし、高額所得者が、自分たちだけの保健をつくれば保健制度そのものが崩壊する可能性もあります。

 

共同通信ニュース速報[1997-10-01]

 

 薬害エイズ事件の公判が一日、東京地裁(永井敏雄裁判長)で開かれ、製薬会社「ミドリ十字」(大阪市)で当時生産管理を担当していた社員が「厚生省の指導があれば、クリオ製剤を増産できた」と証言した。

 

コメント:こうなると確信犯は裁判が進行中の数人のみとしてよいのでしょうか。

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-30]

 

 オーストラリア国営放送によると、同国のダウナー外相は二十九日、ニューヨークの国連本部でインドネシアのアラタス外相と会談し、インドネシアの森林火災対策に総額百万豪ドル(約八千七百万円)の緊急援助を申し出た。

 援助は森林火災対策専門の消防隊と医療チームの派遣、医薬品の提供などで、医療

チームは近く現地入りする予定という。

 

コメント:日本は?

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-29]

 

 約三万人のヘロイン、コカイン中毒患者がいるとされるスイスでは、政府が研究機関に委託して一九九四年から昨年まで千人の麻薬患者を調査。その結果に基づき全国千七百五十カ所の医療施設で(1)エイズ感染を防ぐための注射器交換(2)ヘロインから鎮痛剤メタドン使用への転換(3)重症中毒患者へのヘロイン有料提供(一日一回約千二百円)―などを内容とした麻薬政策を実施している。                             

 

コメント:重症中毒患者にヘロインを有料投与。日本では考えられない。

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-28]

 

=新薬「タキソール」−日本がん学会=

 

 十月から日本で発売される新抗がん剤「タキソール」が、強力な抗がん剤「シスプラチン」が効かないがん細胞にも大きな効果を持つとの研究結果が二十七日、京都市で開かれた日本がん学会総会で発表された。

 

コメント:これが自費で払う必要があるのです。

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-28]

 

 厚生省は、離婚した母子家庭などに支給している児童扶養手当を離婚した父親から徴収する制度改正を中心に検討する。

 

コメント:実際慰謝料養育費を支払う男性はそれほど多くないそうです。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-27]

 

 小型球形ウイルス(SRSV)という名前のウイルスが、冬の食中毒の主役として注目されている。これまで原因不明の食中毒として処理された例が多いとみられる。

 

コメント:検出が難しいそうです。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-27]

 

 臓器移植法が十月十六日に施行されるのを受け、警察庁は二十七日までに、変死や殺人など刑事事件に出動する都道府県警本部の刑事調査官(検視専門担当官)が当面、交通事故で脳死となったドナー(臓器提供者)の検視にも立ち会うことを柱とするマニュアルをまとめた。

 

コメント:速やかな対応が出来る体制が必要です。時間がかかれば有効性が落ちるの必至です。

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 武田薬品工業は二十六日、ジフテリアと破傷風の予防用として同社が製造、販売している「沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド・タケダ」ワクチンを同日から自主的に回収を始めた。六月に群馬県内で接種を受けた二歳の女児が死亡するケースがあったことなどから、医療現場での混乱を回避するためとしている。

 

コメント:ワクチンの副反応副作用の情報は医師にも速やかにも届きません。今回問題ないが回収するとのこと。既に摂取した家族への説明は如何にすればよいのか。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 国連エイズ計画(本部ジュネーブ)は二十五日、エイズウイルスを使った生ワクチンの臨床試験被験者に志願した五十人の医師らに対し「重大な安全性の懸念」を表明した。

 

コメント:人間が雑種である以上、ワクチンの危険性は常につきまといます。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 北欧の福祉国家スウェーデンで、過去に精神障害者ら約六万人が強制不妊手術を受けていた、と地元紙が八月末伝えた。人権重視の国柄と相反する事実に「衝撃的なニュース」として世界に波紋を広げている。

 

コメント:日本の状況は如何に?

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 政府は二十六日までに、国費軽減策の一環として、被保険者から徴収した保険料を、現在国が全額負担している厚生年金など社会保険事業の事務費の一部に充てる方針を決め、同日閣議決定した財政構造改革法案に盛り込んだ。

 

コメント:実質値上げといえるでしょう。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 町村信孝文相は二十六日の閣議後の記者会見で、猛毒のダイオキシンの発生が問題になっている全国の国公私立の小、中、高校の焼却炉を原則として廃止する方針を明らかにした。

 

コメント:子供たちの健康調査も必要でしょう。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-26]

 

 九月から健康保険制度が改正されたが、この結果、保健医療サービスの中で、診察料の本人負担、薬剤費、高齢者などの負担増を加えた「診察料」だけを見ると、九月は前月比三○・四%もの上昇となったことが、総務庁調べで分かった。

 

コメント:医療現場も混乱しています、本人負担を減らす工夫をしようとして、自分の処方のパターンを崩してしまう。悩んでいると、患者さんから「そのままでいいですよ」。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-23]

 

 【ワシントン22日共同】エイズ治療に携わる世界の医師ら約六千人で構成する国際エイズ治療医師協会(本部シカゴ)は二十二日、エイズワクチンの早期開発を訴えるために協会の米医師、看護婦

ら約五十人が、活性を弱めたエイズウイルス(HIV)を使うワクチンの臨床試験被験者に志願した。一方、NIHのある医師は「意図は理解できるが、HIVそのものを使うワクチンは効果は期待できるものの、まださまざまな点で人間に応用する段階に達していない」と批判的だ。

 

コメント:その精神に感動する一方、研究の推進を促すパフォーマンスでは無いかとも。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-20]

 

 たばこを吸わない妊産婦らが周りの人が吸うたばこで影響を受ける受動喫煙や、ニコチン依存症などたばこ問題の実態を浮き彫りにしようと厚生省は二十日までに、三万人を対象にした初の全国調査に乗り出す方針を決めた。米国では一九九一年の段階で職場の全面禁煙率が三四%に達しているが、日本では九二年(古い!)の労働省の調査でわずか五・七%。

 

コメント:全ての人々が、日常的にタバコを吸い始めてから、何千年も経っていないことを考えれば、タバコのない社会も不可能ではないような気がします。

 

 

時事通信ニュース速報[1997-09-20]

 

=98年度から指定制度を廃止 全保育所で乳児受け入れ−厚生省=

 

 厚生省はゼロ歳児を預かる乳児保育について、都道府県が実施保育所を指定している現在の制度を改め、一九九八年度からすべての保育所で行えるようにする方針を決めた。入所待ちは解消される見込み。

 

コメント:いよいよ全家族夫婦共稼ぎの時代がやってきました。労働人口の減少を補うためには必要とのことです。

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-19]

 

 米医薬品大手、ブリストル・マイヤーズスクイブ社は、同社が開発した抗がん剤「タキソール」を十月から、保険適用外の患者自己負担薬として発売すると発表。                

 

コメント:厚生省の設定した薬価が欧米の半額程度だからとのことです。逆に数倍高い薬品もあります。同種の薬品を同じ価格に設定する方式のためでしょうか。

 

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-19]

 

米国のエイズ、発症も減少  死者数に続き傾向が逆転

 エイズ発症の減少が目立つのは白人で、昨年は男性、女性合わせ対前年比で一三%減った。しかし、黒人男性の場合は一九%増えるなど人種、性別で差が出た。                 

 

コメント:人種間の経済状況の差でしょうか。日本での保険制度の変化により、同様の状況に陥らないことを願います。

 

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-18]

 

 千葉大医学部第二外科の磯野可一教授は十八日までに、末期の食道がん患者にがん抑制遺伝子を入れ、がんの消滅を目指す遺伝子治療の実施を、学内の遺伝子治療臨床研究審査委員会に申請した。 

 治療の対象は、症状が進んで手術で病巣を切除できず、放射線照射や抗がん剤の投与でも効果が得られない患者。がんが見つかった時に、現在の治療法では手が打てない患者に対して、初めから遺伝

子治療を試みる可能性もある。

 

コメント:夢が現実となる時代がすぐそこまで来ているのでしょうか。

 

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-18]

 

新型流感対策で行動計画案

 近い将来に予想される新型インフルエンザの大流行に備える新型インフルエンザ対策検討会(座長・山崎修道国立感染症研究所長)が十八日、厚生省で開かれ、報告書案をまとめた。

 供給量が足りないため、ワクチンは政府が管理、高齢者や乳児、免疫不全の患者ら、感染すると死亡する危険が高い人々や、医療関係者、警察官、消防関係者らの専門職種、さらに集団感染の可能性

が高い学童の三グループに優先的に配布するとしている。

 

コメント:ワクチンはそれによって利益を得る人が受けるのが原則です。

 

 

 

共同通信ニュース速報[1997-09-16]

 

 厚生省は十六日、「都道府県別年齢調整死亡率の概況」(一九九五年版)を発表した。 同省は「東北地方で高かった脳卒中が減ったことで都道府県の死亡率の格差は縮まった。がんは地域差が少なく、がんの死亡率が高い都道府県は全体の死亡率も高い傾向がある。生活習慣の差が全国的に小さくなっている現れではないか」と話している。

 

時事通信ニュース速報[1997-09-16]

 

心臓病や、食生活など地域差の影響を受けやすい脳卒中は減少しているが、肺がんや大腸がんなど地域差の少ないがんが増加している。

 

コメント:元気で長生き、そして年をとっても働ける社会が理想です。ただ、地域差が無くなったと言うことは、一つの限界に近づいていると言うことでしょうか。

 

 

共同通信ニュース[1997-09-16]

 

 脳死移植を認める臓器移植法の施行を一カ月後に控え、日本移植学会(理事長・野本亀久雄九州大教授)の総会が十六日、大阪市内で始まった。意思表示カード普及の責任者である雨宮浩国立小児病院小児医療研究センター長は、学会と移植に関連する患者八団体で配布している二百万枚の意思表示カードについて「配布を始めてから一般の人からの問い合わせが相次いでおり、自信を深めている」と述べた。

 

時事通信ニュース速報[1997-09-16]

 

全国骨髄バンク推進連絡協議会(海部幸世会長)は、白血病などのために骨髄移植を受けた患者と、その骨髄を提供した人(ドナー)とが出会う対面式を二十日、東京・大手町のJAビルホールで行う。式では提供者と移植を受けた患者の数組が対面、感謝状を朗読する。協議会は「対面はあくまで双方が希望した場合だけ行う。海外でトラブルは聞いていないし、善意を疑う視点を見直したい」と話している。

 

コメント:ドナーになるということは勇気のいることです。高く評価されるのは当然でしょう。

 

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